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冬だからこそ知りたい、EVのあれこれQ&A

  • EVライフQ&A
2025.11.26

気温が下がる冬季、EV車はバッテリー特性の変化により、夏とは違う動きを見せます。
しかし、正しい知識を知っていれば、不安はぐっと減ります。寒さによって変わるEVの特徴や、
冬ならではのメリットを雑学としてまとめました。

バッテリーは低温になると化学反応が弱まり、電気を取り出す効率が低下します。
また、暖房使用で電力を消費するため、航続距離が減りやすくなるとされています。

  • バッテリーは“温度”に敏感。特に0〜10℃の低温帯で性能が落ちやすくなります。

充電ケーブルを抜く前に車内を暖めておくのがコツ。
暖房はバッテリーを消費するため、外部電源接続中に暖房しておくと
航続距離の節約になります。

  • 暖房はEVで最も電力を消費する装備のひとつで、立ち上がり直後が特に大きく電気を使います。

出力が制限されることがあります。アクセルを踏んでも加速が鈍く感じる場合は、バッテリー温度が下がっている可能性があります。

走行しているうちにモーター・インバーターの熱がバッテリーに伝わり、温度が適正範囲に入ると、加速力や回生ブレーキの強さも自然に戻ります。

  • EVは、バッテリーが冷えている状態で無理に大電流を流すと劣化を引き起こす可能性があります。そのため車両側の制御が出力を抑えるのは、バッテリーを守るための安全機能です。

EV車は冬でも暖房の立ち上がりが早く、乗る前に車内を温められるなど快適性が高いのがメリットです。また、排ガスが出ないためアイドリング暖房の心配がなく、静かで安全に過ごせます。

エンジン車はエンジンの熱を利用して車内を暖めるため、エンジンが温まるまでどうしても時間がかかります。一方EVは、電気ヒーターやヒートプンプによりバッテリー電力だけで即座に温風を出せるため、スイッチを入れた瞬間から暖かさを感じられます。

  • EVの暖房はバッテリー電力で直接作動するため、エンジン車のような“温まるまでの待ち時間”が不要。
  • 冬の車中泊・待機にも強い静かで無臭の暖房が使えるため、長時間の利用でも安心。

冬はEVにとって少しだけ工夫が必要な季節ですが、仕組みを知れば安心して快適に過ごせます。
正しい知識とちょっとしたコツを味方に、寒い日もEVならではの快適なドライブをお楽しみください。

 
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