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充電時間の目安は?

  • 電気自動車
2024.04.01

電気自動車(EV)への乗り換えを考えている方や、最近電気自動車に乗り換えたばかりの方の中には、実際の充電時間がどれほどかかるのか疑問に思っている方が多いかもしれません。
電気自動車を使う上で知っておきたい「普通充電」と「急速充電」の使い分けについてご紹介していきます。

ゆっくり時間をかける「普通充電」
急ぐ時に便利な「急速充電」

電気自動車ユーザーの毎日に欠かせない充電。
充電には、「普通充電」と「急速充電」の2種類ありそれぞれ役割に違いがあります。

ご自宅や出先など長時間滞在する場所では普通充電が、一方で高速道路のインターチェンジなど、目的地までの補助として急速充電が利用されることが一般的です。

普通充電では、車種によりフル充電まで20時間近くかかることもありますが、急速充電の場合、30分程度で8割ほど充電することが可能です。

ただし、急速充電は充電設備の規模が大きく、設置費用も高いため、ご自宅での利用は現実的ではありません。さらに、出力が高い分、バッテリーの劣化を早めるというデメリットも持ち合わせています。

特に、海外製のプラグインハイブリッド車(PHEV)には、急速充電に未対応のモデルが多数存在するため、購入前の仕様確認は必須です。

充電にかかる時間を見ると、所要時間が長く不便に思えますが、あくまでフル充電を行う場合です。
必ずしもフル充電をする必要はなく、「出先で見つけたEV充電スタンドで30分充電する」だけでも十分な補給になります。

50kW出力の急速充電であれば5分間でおよそ40km程度走行可能な電力を蓄えることができ、短時間でも十分な充電が可能です。

充電時間が長くて不便?

たしかに、EVの充電にはガソリンの給油に比べて長い時間がかかることがあります。
しかし、ガソリン車の給油と異なり、EVの充電中に車のそばで待機する必要はありません。
ご自宅のガレージで夜間に充電したり、出先の飲食店に設置されている充電器を利用して食事の間に充電するなど、時間を有効に活用することができるメリットがあります。

普通充電器の出力は主に「3kW」と「6kW」があり、所要時間=利便性が違います。
これまでの3kWと比較して、2倍の出力を持つ6kWは「倍速充電」と表現されることがあります。
従来は3kWの充電器が主流でしたが、最近では6kWの充電器の設置箇所も増えてきました。

普通充電と急速充電では、所要時間と出力量、そしてバッテリーへの影響に違いがあることが明らかになりました。
それぞれのメリットとデメリットを理解し、自分のライフスタイルや車の仕様に合わせた最適な充電方法を選びましょう。

 
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